先日2年生が、お土産があるとニコニコして話し始めました。
なんだろうと思って話を聞くと見せてくれたのがこれ。
乾燥した30cmはあろうかという大きなマメの鞘です。
彼らは農薬を泡にする研究をしていますが
その際用いた植物がムクロジとサイカチ。
このこげ茶色の大きな鞘は、どうみてもサイカチです。
なんと名農のキャンパスから拾ってきたようです。
水害から逃れるため、川端から現在の高台に引っ越してきた名農。
移転当時は造成まもないので植物のない荒野。
強風による砂嵐を防ぐため、全校あげた植樹活動が始まります。
そのおかげで環境緑化で日本一を受賞しました。
そんな歴史背景のある名農のキャンパス。
先輩方が植えた樹木の中にサイカチがあってもおかしくありません。
すると彼らはサイカチかどうか確かめると、さっそく水に浸けました。
翌日見ると、このように濃いめの麦茶のような色。
これもサイカチそっくりです。振ってみるとやはり泡立ちます。
このあと、やることはただひとつ。
袋を持ってミレーの「落穂拾い」ならぬ、サイカチ拾いです。
今日はプロジェクト発表会ですが、明日は今年度最後の課題研究。
晴れたら拾いにでも行きますか。