何やらコップの中の水を測っています。
これはおなじみのpH測定。でもコップの底に中か入っています。
実は三和土。100gのタブレットが入っているのです。
このタブレットを製作したのはなんと初代FLORA HUNTERS。
2022年に彼らが作ったものです。
彼らの製作目的は除菌。当時はコロナがまだ猛威を奮っていました。
一般的に皆さんアルコールで除菌していましたが、途上国では簡単に手に入りません。
また宗教的な理由でアルコールが使えない人達いるとのことでした。
だったらと考えたのが消石灰。高いアルカリで除菌するアイデアです。
予備実験では想定通り。細菌の除菌は90%以上です。
しかし粉が水に浮き、衣類を浸けると付着します。
この状態ならスプレー瓶に入れても詰まってしまいそうです。
そこで彼らはTreasure Huntersから伝授された三和土技術で
固化させ、除菌タブレットを製作したのです。
これなら水に投入するだけでよく、使い勝手が抜群に向上しました。
さて2代目FLORA HUNTERSはその先輩が2年前に作ったタブレットを
水に浸け、その効果が持続しているのか確かめたのです。
するとどうでしょう。製作時はpH12ありましたが、現在は約10.6。
しかし数時間後には11.6まで上がりました。粉も浮きません。
pH9ぐらいから除菌できるので、
2年経ってもまだ機能を維持していることがわかりました。
古くても価値は健在です。しかし先輩はあまり公開しないうちに卒業。
2代目3代目のHUNTERSはこのタブレットに再び光を当てています。