これはSDカード。
2009年のTEAM FLORA PHOTONICS結成当時、
もしくは20年ぐらい前の本当に古いものも紛れています。
なかなか中を見ることはありませんが、今も大切にとってあります。
注目したいのは容量。2GB、4GB。大きくても8GBですが
それに比べて、現在のカメラに装填しているのは32GBもあります。
それだけカメラの性能が向上し、1コマの解像度が高くなり
データ容量も大きくなったのだと思います。
では価格はどうでしょう。現在、安いものだと32GBで800円弱。
とても安価です。では20年前の価格はいくらだと思いますか。
なんと1GBで50,000円。高嶺の花でした。
確かこの2GBのSDカードもおまけしてもらっても70,000円ぐらいしたはずです。
こんな高価なものを購入した理由は、植物の夜の動きを記録するため。
タイムラプス撮影でいろいろな植物の動きを15分おきぐらいに
一晩中撮影しては、連続再生して放送部の生徒たちと動画にしていました。
これはダーウィンが1880年に書かれた著書「The Power of Movement in Plants」を
動画で再現するため。再生してびっくり。
真夜中なのに植物たちは元気に踊っていました。
つけた番組のタイトルは草木も眠るではなく「草木も踊る」。
当時、高く評価してもらいましたが、それにしても数万円もする買い物です。
意を決して購入したと思いますが、今考えるとすごい勇気。
新しい取り組みをするには今も昔もお金がかかるようです。