
環境システム科では主に水耕栽培を学びます。
しかしそればかりではありません。ちゃんと畑での栽培も体験します。
なぜなら土耕が栽培の基本。ここでしっかり植物生理や
環境制御技術を学んでもらうためです。
土耕の体験は主に1年次で行われますが
この経験があるからこそ、人工的な水耕栽培で応用ができるのです。
さてこれが現在のジャガイモ。余分な茎を抜き取ってみると
1cmぐらいの小さなイモがもう出来ています。
イモのついているのはストロンという名の地下茎です。
このように今が肥大期ということがわかれば、次に打つ手がわかります。
まずは追肥。大きくなる今こそ栄養が必要です。
肥料のおかわりをしてもらいます。
次は培土。どんどんイモが大きくなると、中には畝の中から
顔を出してくるものもいます。ジャガイモはサツマイモと違って
茎の塊りなので、光に当たると緑化して商品価値がなくなります。
そうならないように畝に再度、土をかけて畝を大きくするのです。
土の中で植物がどんなことが起きているか想像できるようになれば
こっちのものです。