
昨年、FLORAはミスト栽培を行いましたが、苗は鉢に植えて栽培したもの。
きれいに土を落として使っていました。
節水という数時間に15分間しか吸水できない過酷な環境で栽培するには
あまり幼い苗を植えては萎れてしまうと思ったからです。
しかし甘やかさず、幼苗時期からミストに当てたら
もしかしたら早く湿気中根が出てきて、意外と環境に適応するかもしれません。
そんなことで本葉が出てきたばかりの早い苗をミスト環境に植えてみました。
するとどうでしょう。これは植え付けてまだ5日目のインゲンの根です。
白くて細い根がたくさん出てきたではありませんか。
明らかに鉢植えの苗とは違う根。湿気中根です。
こんなに幼くても特殊能力を持っていることに感動です。
さて次はレタスなど葉菜類の番。こちらも楽しみです。
しかし彼らが播種したインゲンの発芽率は50%程度。
さらにレタスなどは播種して2週間も経つのに1cmにも育っていません。
かなり寒いのです。予定では4月2日に実験スタート。
新2年生もTEAM JAPANの一員なので、動員する予定ですが
肝心の苗が育たないと何もできません。
このように植物を使った実験は、実験以上に植物を育てる難しさがあります。