
バイオエンジン、サクラソウ、白華山復活プロジェクトと精力的に活動した3代目。
しかし取り組みはこれだけではありません。
ご覧ください。名農のグラウンドで何やら覗き込んでいます。
実はおよその太陽高度を測っているのです。
なぜなら彼らはこの当時、国立極地研究所の協力を得て
「極地のブルーモーメントは長いって本当?」という研究も行っていました。
ブルーモーメントとは日の出前や日没後に現れる空がきれいな青で染まる現象。
彼らは名農でブルーモーメントがどれぐらいの時間出現するかを調査しているのです。
また南極の昭和基地からもタイムラプス撮影された数ヶ月分の膨大なデータが届き
その分析にも取り組んでいました。送られてきた画像にはブリザードあり
オーロラありと大感激。分析の結果、3時間以上続くこと、その色合いの変化などを
秋に極地研究所で報告。専門家から高く評価されました。
さらに2代目から引き継いだ観光プランにもチャレンジ。
ちょうど青森県に美味しいお米の「青天の霹靂」が登場した頃だったので
先人の冷害との戦いと待望の特A米誕生を組み合わせたダークツーリズムを提案しました。
結果は全国2位となる金賞を受賞。こちらも大いに盛り上がりました。
園芸科学科最後のメンバーと環境班初代メンバーが本格的に導入した
ビジネスプランへのチャレンジという新たな方向性もすっかり定着してきた頃です。