
ここは施設園芸実験室。環境システム科の本拠地です。
FLORA HUNTERSの彼が覗いているのは植物培養装置。
小さな冷蔵庫のような不思議な魔法のボックスです。
この装置はインキュベータのように一定温度を保つことできます。
とはいっても加温だけ。冷やす機能はありません。
レタスの発芽適温は20℃以下、インゲンは25℃、
さらにアフリカでも栽培されているスイスチャードは25℃以上。
したがって北国で今播種すると、どうしても加温が必要なのです。
この施設園芸実験室には、この装置が4台設置されていますが
やはり同じことを考える方はいるようで
1台はもうすでに使われていました。
この日、FLORAは2台借りて播種したスポンジと鉢を設置。
魔法の箱を開けたからには、これから毎日チェックすることになります。
相手が生き物の実験では、本題の実験より管理の手間の方が膨大。
気が抜けない毎日が続きます。
昨日の夜から春の雪。今朝も雪かきが必要です。