20世紀初頭、アメリカの教育学者キルパトリックが提唱した学習法がプロジェクトメソッド
生徒たちが自ら計画を立て、生活の中にある問題を解決する実践活動です。
農業クラブはアメリカ生まれの学習形態。プロジェジェクト学習を中心に据えています。
大切なのは行ったらまとめて評価すること。どこに問題があるのかをチェックし
次の活動につなげていきます。そのまとめ、評価に当たる部分が発表やディスカッション。
まさに先日のポスターセッションや今取り組んでいるレポート作りなどが該当します。
この日のポスターセッションには岩手県から高校生や先生方、保護者が視察に来校。
また青森県の教育委員会も視察に見えていました。
岩手県の先生からはFLORAの活動の秘訣をいろいろと質問されました。
しかしよく考えると、質問への回答は数々あるFLORAの流儀の説明。
モチベーションを上げるために、いかに試行錯誤しているかをお話ししました。
今年で活動16年。その間に試行錯誤で生まれた流儀は教育研究でもあります。
かつてFLORAの活動紹介の依頼で宮城の農業高校に招かれた時があります。
その時もお話ししましたが、FLORAが生み出したスタイルは万能ではありません。
その学校や指導者が楽しめて、しっくりする流儀を作り出すのが大切です。
FLORAの数々の教育実験が、そのたたき台になっていただければ嬉しく思います。
さて現在、年末年始休業のため閉鎖されている名農。校舎どころか施錠されて
キャンパス内にも入られません。
きっと郵便局には年末年始の郵便物が盛り上がっているはずです。