
真っ黒い雲が低く広がり名農を覆っています。
これは昨日の夕方の空。朝から続いた雨と風をもたらした雨雲です。
まるで台風。全国各地で影響が出ているようです。
さて夕方、名農の玄関に大きなコンテナが2台並びました。
中には赤いリンゴ「ふじ」でいっぱい。
もう収穫したかと覗いてみると
大きな紙に赤いペンで何やら書かれています。
読んでみてびっくり。なんと今日の強風で落ちたリンゴでした。
青森県は主力品種のふじの収穫が始まった頃。
まだ確認していませんが、県内各地に被害が出ていないか心配です。
ある研究ではリンゴは落下すると硬度と酸度が低下してしまうといいます。
したがって、もし落下したリンゴがあったら早く食べなければなりません。
しかしちゃんと貯蔵すれば、加工用ではありますが
3月までは品質を維持できるという報告もあります。
とはいっても農家の皆さんは美味しいリンゴを生食してもらおうと
努力してきました。加工用に回されてしまうのは辛いものです。
もし落ちたリンゴがあったら積極的に買って欲しいと思います。
なお昔、台風で落下被害が出た時、落ちなかった数少ないリンゴを
「落ちないリンゴ」として1個1000円で販売したところ、
受験生に大受けしたことがあります。ただでは転ばない逞しさを感じます。
野菜農家と違って収穫は年1回だけの果樹農家。被害が少ないことを願います。
なお昨日の地元紙にアグリチャレンジの記事が掲載されています。
受賞された皆さん、おめでとうございます。