
ご覧ください。玉手箱のように何やらモヤモヤと動いています。
これはFLORAの女子メンバーが研究しているミスト栽培。
米びつの底に養液が4cmぐらいの深さで入っていて
その中に小さな卵サイズの小型超音波発生装置が取り付けられています。
必要に応じてタイマーでミストを発生させ、
植物の根に霧状の水を与えるという栽培法ですが
これは昔から発想があり、オリジナルではありません。
彼女独自なのは、昼と夜で発生回数を極端に変えるという変則的な水の与え方。
これによって水耕栽培ながら高糖度トマトの栽培に成功しています。
でも課題もまだあります。ひとつは水耕栽培容器。
ミスト栽培に適したデザインがあるはずです。
しかし新発想のため市販されている装置はありません。
もうひとつはミストの発生時間。彼女は1回15分間発生させていますが、
なぜ15分なのでしょう。実はFLORAが持っているお安いオンオフタイマーは
15分刻みでしか設定できないのです。もしミストで根が濡れれば良いのであれば
10分発生、もしくは5分発生だけでもいいかもしれません。
節電にも二酸化炭素発生量にも大きな影響があるので
ぜひ1分単位で設定できるデジタルタイマーで試してみたいものです。
さてそんな彼女の研究がある大会で県最優秀を受賞。
そこで新聞社の依頼に応え、本日急遽取材を受けることになりました。
しかし今週金曜日に神戸へ向かうチームにとっては、今日の課題研究が大会前最後。
貴重な活動時間をこれ以上減らしたくないので、取材対応は放課後にしました。
Jr.も召集され、またまたFLORA全員集合となります。