
名久井農業高校には生物生産科と環境システム科の2学科あります。
その昔、名農には農業科と園芸科という2つの栽培系の学科がありました。
男子の多い農業科、それに対して女子が多い園芸科。
2つの学科は何をやるにもライバルでした。
扱う作物は、農業科では水稲やニンニク、ジャガイモなど食用作物が中心。
それに対して園芸科は露地野菜と果樹、草花という園芸作物を扱っていました。
では現在の生物生産科はというと畑作、露地野菜、果樹がメイン。
それに対して環境システム科は草花と当時なかった施設野菜を扱っています。
生物生産科は農業科の後継として誕生しましたが
ライバルの園芸科とその後継である園芸科学科が閉科になった影響で
今では、かつての農業科と園芸科の2学科が栽培していた
ほとんどの作物を扱う学科になっているのです。
まるで生物生産科は、かつての名農を凝縮したミニ名農です。
それに対して環境システム科は施設栽培の他に、工業系の学習もできます。
歴史と伝統を背負う兄貴の生物生産科、自由奔放な弟分の環境システム科。
そんな兄弟の学習内容の違いや魅力を紹介するのが名農祭です。
最新情報では10月27日、28日が農産物販売。
そして地域の皆さんに学校を公開する名農祭は、29日の1日だけになるようです。
詳しくはホームページで案内されますので、ぜひ遊びにきてください。