環境システム科の草花温室。
こちらはたくさんのシクラメンが並んでいます。
さてそのシクラメンを覗いてみると
ご覧のように葉が周囲に広がり、中央部分が開いています。
これは偶然ではなく、人の手によって行われたものです。
9月に入るとシクラメンには蕾がたくさん出てきます。
しかし繁っている葉の影になって光が当たりません。
そこで中心部の葉を周辺の葉にわざと引っ掛けて開き
このように中心部に光が当たるようにします。
この作業を「葉組み」といい、小さな蕾を育てるのに
必要不可欠な作業なのです。
温室で管理されているシクラメンは何百鉢あるのでしょう。
手間のかかる作業ですが、これをきちんと行うため
名農のシクラメンは品質が良いと皆さん笑顔になるのです。
地味な作業ですが、10月下旬の名農祭まで管理は続きます。