
名久井農業高校には現在、2つの学科があります。
ひとつは生物生産科。もうひとつは工業も学べる農業学科として
全国的にも珍しい環境システム科です。
いったいどんな学習をするのだろうと悩んだ方に見て欲しいのが
各科の研究班の構成。各科で学ぶ内容をより探究するために
設けられているので、班名を見るだけでその学科の学習内容がわかります。
さてこれは2023年度版パンフレットからの抜粋。
上が生物生産科ですが、野菜班、果樹班、食品製造班、食品微生物班、食農班の
4つで構成されています。これを見ると野菜や果樹などの栽培と
これらの生産物を活用した食品開発に取り組んでいることがよくわかります。
下は環境システム科。こちらは施設園芸班、栽培環境班、養液栽培班、
地域資源活用班、環境班という構成。
露地栽培がメインではなく、温室などの施設を活用した花や野菜などの
園芸作物の栽培と活用、さらに栽培に関する環境はもちろん、地球環境と
農業の関係なども探るなど今までの農業とは違う
ちょっと自由で大胆な学習をしていることも感じられます。
また環境システム科は工業系も学べる学科。そのため書かれてはいませんが、
どの研究班も電気や機械などのサポートを受けられるのも魅力です。
中学生の皆さん、学科選択の際はぜひ研究班の構成をご覧ください。