
水辺に設置されているのが水質浄化システム「BIO-ENGINE」。
一見、きれいなサンパチェンスの大鉢ですが
内部にさまざまな工夫が施されています。
ひとつは硝化菌ビーズの鉢底搭載。
富栄養化の原因となるアンモニア態窒素を硝化菌によって
素早く硝酸態窒素に変換し、サンパチェンスに吸収させるアイデアです。
硝化菌が流れ出さないように人工イクラの技術で固定しています。
もうひとつは菌根菌とサンパチェンスを共生させていること。
これによって吸収範囲が拡大します。
開発はFLORAがまだ園芸科学科時代だった2014年頃。
地元の公園の池に設置しながら効果を探っていました。
2015年、FLORAは新設された環境システム科に移籍しますが
一回生はこの研究を継承。毎年さまざまな工夫を加えながら改良していきます。
これは2017年の最終モデル「BIO-ENGINE TYPE3」。
隣町の公園に設置された世界で一番美しい水質浄化システムです。