7名のフローラメンバーのうち、1名がほぼ実験終了を迎えた日、
最後のレーサーがやっとレースに参戦することになりました。
今年のメンバーの中で最も大掛かりなマシンを4台も作成した彼。
お疲れ様でした。やっとコースを走ることができます。
さてこれは先週金曜日の放課後。設置に時間がかかる彼の実験は
絶対に課題研究の中では終わらないため、
最初から放課後に1人で行うことに決めていました。
するとどうでしょう。温室に行ってみると仲間の2人が
ピットスタッフとなって駆けつけているではありませんか。
見ると濃縮する富栄養化水をマシンに注いでいます。
まるでレーシングカーに給油しているかのようです。
仲間がこのような準備作業をしてくれると
ハンドルを握る彼は、最後のメインテナンスに集中できるので
本当に助かります。さあスタンバイOK。シグナルは青です。
2人に見守られながら、彼は恐る恐る装置のスイッチをオン。
すると静かに駆動音をたてながら動き出します。
嬉しいことにマシンは順調。これには2人も感激です。
ただし1ヶ月の耐久レース。マシンにトラブルはつきものです。
部活動の帰りに毎日温室に顔を出す任務が始まりました。