久しぶりにLEDがFLORAの実験室に帰ってきました。
これは先日紹介した波長655nmの赤色LEDライト。
大切に育てている野菜に照射しています。
こんな風景、5年以上は見たことがなかったので
懐かしいばかりじゃなく、なんだか嬉しく感じます。
このLEDはおそらく3代目か4代目が手に入れたもの。
PHOTONICSと名乗らなくなってから5年。
高額なライトですが、なかなか使うこともなくなってきました。
そんなことでこんなライトが温室にはたくさん眠っています。
さてライトを照射する際に気をつけるのは明るさ。
植物栽培なのでルックスやルーメンではなく
光量子量を測定して求める明るさになるよう調整します。
今回は20PPDF。ほんのりした明るさです。
初めてチャレンジする時は、この何十倍も強い光を照射したくなるのですが
明るすぎると植物は光を求めることをやめ、伸びなくなってしまいます。
成長を促すにはこの程度の弱い赤色光を与えた方がいいのです。
ご飯ではなくサプリメントのような感覚に近いと思います。
これは資料で学んだものではなく、
大先輩のTEAM FLORA PHOTONICSが何度も実験をして体得したもの。
さまざまな賞に輝いたFLORAの伝統芸です。
今回はどうなるのでしょう。植物によっても反応が違うので
まだまだ安心できません。