
4月から不思議な4つの箱作りに明け暮れてきた男子メンバー。
ようやく2個が完成したようです。
完成した箱は見たことない不思議な姿。
山型にすだれが垂れ下がり、まるで夏気分。
「冷やし中華はじめました」の看板でも作っているかのようです。
しかし彼いわく、まだ準備も半分程度しか進んでいないとのこと。
次回は違うタイプも作るのだそうです。
実は彼、途上国の富栄養化した池沼を液肥にしようと企んでいるのです。
最初は過剰に窒素やリン酸が溶け込んでいるなら
そのまま畑に散布したらいいんじゃないかと安易に考えましたが
調べると濃度が薄すぎることが判明。
このままでは大量に運ばなければならず
それは面倒と思った彼は濃縮することにしました。
思いついたのは、かつて西洋や日本でも行われていた塩を作る製法。
すだれや竹の枝に海水を散布し、太陽の熱で水分を蒸発させて
徐々に濃縮していく「いにしえの省エネ工法」です。
実際に行う場合はビニールハウスのような大きなものを作る必要がありますが
とりあえず彼は小さなスケールの模型を作って試し
皆さんに提案しようと考えているのです。
この看板のような装置は蒸発させるためのもの。2種類のタイプを作り
性能を比較しようとしています。実験は馴化温室内。
温室が暑くなるのは6月。それまでに準備したいものです。
あっという間に終わったゴールデンウィーク。明日から活動再開です。