
大鉢のブルーベリーに鈴のような白い花がたくさんついています。
これはこの10年、FLORAが管理しているもの。
本来は今はなき園芸科学科の研究班のものでしたが現在は解散。
担当の先生も異動になったので数年間放置状態でした。
場所はFLORAの本拠地である馴化温室の目の前。
美味しそうなブルーベリーがたくさん実をつけているのに
自分たちのものではないので、真面目なFLORAはただ眺めるばかり。
しかし野鳥のご馳走になるばかりでは悔しいと、ある年ついに収穫を敢行。
そこから10年、FLORAは肥料やピートモスを購入して施しながら
大切に育てています。爽やかな果実は暑い日の水分として、
さらに小さなパックに詰めて販売し、
活動費にあてるなどいつもお世話になっています。
さてここで気になるのが、これが犯罪かどうか。
実っている果実を勝手に取ると窃盗罪。
熟して落ちた果実を持ち帰ると占有離脱物横領罪になる可能性があります。
ポイントは所有者がこの樹木や果実の所有権を放棄しているかどうか。
ではこのブルーベリーはいったいどうなるのでしょう。
ブルーベリーは学校のものではなく研究班が調達したもの。
したしその研究班は10年も前にもうありません。
とはいっても解散時、口頭では許可をいただきましたが
正式な文書は取り交わしていません。
まもなく5月。グレーゾーンにいるFLORAです。