
彼は大きな米びつの蓋に穴をあけて水耕栽培装置を作っています。
前回でこの手作り装置もほぼ完成。
あとは植付けるだけになっていましたが
なんとこの日、急遽設計変更することになりました。
目的は栽培株数を増やすこと。
いくらでも信憑性を高めるためにデータ数を多くすることにしたのです。
明日は植付け予定だったので、これは突然の設計変更。
無茶苦茶ですが、始まる前でよかった。
前回作った経験があるのでなんとか80分間で穴をあけ直していました。
じゃあ前に作った蓋は無駄になるのでしょうか。
実はそうではありません。別のメンバーが
これまた水耕栽培装置そのものを増やすことを考えていたのです。
そんなことで廃棄されたものをちゃっかり拝借。
これちらも労力をかけずに目的を成功させました。
FLORAの流儀に「ジェットスタート」というものがあります。
秋は発表会に参加するため全国を行脚するFLORA。
そのためには遅くても夏休み明けには
研究成果を概ね出す必要があります。つまり実質、研究期間は半年。
つまり、いかに早くスタートするかが成功の鍵なのです。
駆け出したらもう止まらない短距離レース。
フライングなどする余裕のないFLORAにとって
スタート直前に改善できたことはとてもいいことです。