春真っ只中の南部町。
春霞で名久井岳の優雅な姿もぼんやりしています。
といいたいところですが、原因は霞ではなく「砂」。
それも話題の黄砂ではありません。
風で舞い上がった畑の砂だと思われます。
春先は毎年のように強風が吹く南部町。
でも畑にはまだ野菜などが植え付けられていない裸地のため
このようにまるで黄砂のように砂塵が町を覆っているのです。
特に名農は校舎の前がグラウンド。
さらにグラウンドの奥には第3農場の畑があるため
この砂嵐の洗礼をまともに受けることになります。
入学したばかりのピカピカの1年生が
あっという間に砂だらけの1年生。
こればっかりは仕方がありません。
昭和40年代に水害から逃れるために、
この高台に移転してきた名久井農業高校。
当時は現在のようにまだ樹木を植林していなかったため
とんでもない砂嵐だったといいます。
先人が見たらこれでも良くなったというはずです。