
これはFLORA HUNTERSの本拠地である馴化温室脇にある
大鉢から顔を出したふきのとう。これからどんどん大きくなると思います。
さていつも不思議に思うのは花が咲いてから、葉が出てくること。
植物は受粉して果実や種子を作りますが、これには大量のエネルギーを使います。
だから最初に葉を茂らせ光合成をたくさんして、その時を待ちます。
でもふきは、逆にいきなり開花から始まります。
このような不思議な特性を持つ植物は意外と多く、ヒガンバナやスギナをはじめ
サクラ、ウメ、モモなど名農の農場でもたくさん見ることができます。
花だけ咲かせた方が昆虫を誘いやすいなどの仮説はあるようですが
はっきりとした理由はまだわからないのだそうです。
日頃、目にしているのにちゃんとした理由はわからないという現象は
意外と多いようです。どうすればこれを立証できるのでしょう。
さて2年生はまさに今、研究テーマを決める時期。
たった2年間しか取り組めない課題研究ではテーマ設定は重要です。
花が先か、葉が先かというテーマは、農業とは関係ないように思えますが
新しい農業技術はこんな研究から生まれてくるもの。
誰かチャレンジしてみませんか。
本日はFLORAのファーストミーティング。
みんなTresure Hunter(宝探し、冒険家、探検家)となって
先輩の失敗からお宝に化けそうな研究を掘り出す予定です。