
こちらもJr.の研究。
水耕栽培でトウモロコシを作ろうという大胆なテーマです。
青森県には「嶽キミ」というトウモロコシがあります。
嶽とは岩木山のこと。トウモロコシは寒暖差の大きい
標高の高い山麓で栽培することで甘くなるため
なんと1本500円近い高値で販売される時があります。
Jr.は養液を冷却した水耕栽培でトウモロコシを栽培したら
同じく甘くなるかを検証したのです。結果は微妙。
確かに冷却したトウモロコシは甘くなりました。
ところが普通の水耕栽培で育てたものは夏場に養液温が
高くなりすぎたため、本来の生育ではなかったと思われるのです。
この研究は先輩FLORAとともに千葉大学で開催された科学発表会で披露。
しかし自滅気味の内容だったので、努力は認められましたが
研究としてはあまり評価されるものではありませんでした。
彼らは他学科だったので、2年生に進級後はFLORAとは離れ活動し
違う分野で活躍しています。ミツバやモヤシで失敗。
さらにトウモロコシでも失敗。FLORAの反省タイムです。
なお「嶽キミ」が栽培されている標高と名久井岳の登山口の標高はほぼ同じ。
FLORAは名久井岳で甘いトウモロコシを栽培する「岳キミ」計画を持っています。
しかしクマを呼び出したらどうしようという不安もあり、実行に移せていません。
いつか実現してみたいプロジェクトです。