
先日行われた卒業式の数日前、農業クラブから今年度の機関誌が配布されました。
全国の機関誌は「リーダーシップ」といいますが
名農の機関誌は「汗」といいます。勘亭流のような題字ですが
これは数十年前、当時顧問だった先生の直筆です。
鉛筆でもボールペンでも、そして筆を持ってもこのユニークな書体。
今とは違いPCがなかった時代。お洒落なフォントだったのです。
さて表紙には「地区分会活動50周年」とあります。
第二の校訓ともいえる「緑育心」とともに学校内外の緑化活動に取り組んできた
名農の原動力がこの地区分会。出身地区毎にグループを作り
地元の公共施設などを清掃し、花で飾る活動です。
学科がかわっても、人数が減っても今なお継続されている名農の無形文化財。
名農のアイデンティティーとして今後も継続していきたいものです。
さて中を開いてみると、嬉しいことにストックホルム青少年水大賞出場の記事が
トップを飾っています。環境研究班はFLORAなどというニックネームを持つうえ
農業クラブ以外の大会での成果が目立つので、農クと関係ないように
感じてしまうかもしれませんが、あくまでも農業クラブ専門分会の1グループ。
つまり環境研究班への評価は名農農業クラブの評価でもあります。
1年前の校内プロジェクト発表会ではあっけなく敗退し、予選で姿を消しましたが
校外での活躍が認められ、最後の最後に機関誌に戻ってきました。
「内弁慶」という言葉がありますが、FLORAはその逆。
外では威勢よく胸を張っていますが、校内ではめっちゃ弱虫なのです。
記憶は時間とともに消えていきます。したがって機関誌に取り上げられないと
環境研究班の活動は記録が残りません。やっと記憶にも記録にも残ったようです。