
今日は名久井農業高校農業クラブ主催の意見発表会。つまり弁論大会です。
来年度の県大会に出場する選手を決める選考会なのでみんな頑張って欲しいものです。
さてFLORAは研究チームなので狙うのは、研究発表会であるプロジェクト発表。
今まで県大会を突破し、何度も東北大会に出場しています。
しかし最近は、水の国際大会に出場するようになったのでご無沙汰しています。
でも意外に貢献しているのが意見発表会。Bubble Boysを加えると8回も代表になっています。
いずれも研究活動がベースで、たくさんの先生方のおかげでメンバーは輝いてきました。
FLORAが最初に意見発表に出場したのは2011年。東日本大震災で被害を受けたサクラソウを
救出しようと立ち上がったリーダーが、その思いを述べて東北大会に出場しています。
その後、FLORAはサクラソウ救出から自生地保全にシフトチェンジ。
その活動を2014年に女子メンバーが発表し、やはり東北大会に出場しています。
確かプロジェクト発表でも同研究で東北大会に出場。W出場だったのでお祭り騒ぎでした。
そしてサクラソウ研究に終止符を打つ2017年、最後の意見発表として男子メンバーが出場。
活動を引き継いだ彼ですが震災から6年。当時のことを知らないのでモチベーションが
維持できません。そんな彼が当時の先輩と偶然交流したのをきっかけにその思いを知り、
活動やネットワークを新たに全国規模に広げていくという内容でした。
長年メンバーの発表を聞かせてもらっていますが、まさに「サクラソウ三部作」の完成です。
こちらは2017年の男子メンバーがつくばにある国立科学博物館の植物園に招かれ、
講師として発表した際のもの。FLORAの発表を聞きたいと、
日本全国から駆けつける方もおられた忘れられないイベントです。
右側の女性たちは2011年のFLORA、つまりサクラソウ救出に立ち上がったメンバーです。
サクラソウ活動も最後なので、一泊二日の発表会に一緒に参加してくださったのです。
先輩から当時の思いなどを直に聞いた体験が意見発表の元になっています。
さて2011年、最初に意見発表に出場する際、2つのタイトルが候補にあがりました。
「サクラソウの花咲く頃に」がそのひとつ。サクラソウ救出をきっかけに
環境保全のネットワークを築きたい。そして将来、サクラソウの花が咲く5月に
みんなで集まり絆を確かめようという思いが込められていたからです。
最終的には別のタイトルになりましたが、この日はまさに「サクラソウ同窓会」。
無我夢中でサクラソウ救出に取り組んだ彼女たちの思いが実現しました。
なお2017年の彼は激戦の東北大会を突破し、FLORA初の全国大会出場を決めています。