これは廊下に掲示されている大きな一覧表。
1年間に名農生が取得した資格や大会での成績をポイント化したものです。
実は全国農業高校長協会の顕彰制度アグリマイスターは
これをもとにシルバー、ゴールド、プラチナの称号を認定しています。
主催者いわく、6年間で7,000名以上が何らかの称号を取得しているそうです。
マイスター制度は、そもそもドイツで優れた技術者を育成するために誕生した制度。
日本では工業高校がジュニアマイスター制度として導入し、
その後、農業高校も取り入れました。
工業は技術資格があるのでわかりやすいのですが
農業の場合は農業に特化した資格が少ないので
農業クラブやコンクールなどの成果もポイント化されています。
ただ工業高校は申請するのに1人400円、農業高校では1,000円もかかります。
さらに年末にいただけるので、誰もが申請していません。
かつてFLORAのメンバーで水の国際大会に出場し
世界一になったメンバーも、すでに就職が決まっており
特にメリットを感じないため、最高位に該当するものの申請しませんでした。
推薦入試に使える大学もありますが受験は11月。願書はその前に提出するので
もっと早く認定されないと利用できません。
賞状はいらないので各自がオンラインで無償申請し、
その時点の称号を必要に応じてプリントアウトできるような
システムがあればいいかもしれません。
さてこの6年間でアグリマイスターのプラチナ取得者は全国で400余名。
今年名農は3名も認定されました。この一覧表の中にもいます。
卒業した3年生が残した努力の足跡。探してみてください。