ツツジのトピアリーのある土手の上には温室群があります。
左はFLORAが2010年から農場の本拠地として使わせてもらっている馴化温室。
試験管の中で育てた洋ランを外気にならすための特殊温室で
本来ならば生物工学の授業や生物生産科の生物工学研究班が使う施設ですが
FLORA結成当時は、洋ランの培養が盛んでなかったため借用したというわけです。
さてこの温室は年末のクリスマスの時期になると根雪と凍結でドアが開かなくなる
「開かずの温室」となってしまいます。ところがどうでしょう。
今年はご覧のとおり雪が降りません。積雪もなく気温も高いので
今のところコンビニ店のように24時間オープン。いつでも中に入ることができます。
環境班に2年生がいたらおそらくなんらかの実験をしていたと思うのですが
現在のFLORAには下級生はいません。さらに今年度の活動はすべてを終えています。
つまり新たな研究は行なっていません。
とはいってもメンバーはレイムダックではありません。
まもなくやってくる春のために各自飛び立つ準備に取り組んでいるのです。
さて今日は飛び立つための最後のハードル。校内プロジェクト発表会です。
現在の2年生は、すでに研究班に所属していますが、
彼らが研究班を決める際に環境班は選択肢にありませんでした。
そして今年は、農業クラブの大会に出場していないので
当然ながら1年生も環境班の存在を知りません。
そんな下級生たちに、幻の環境研究班FLORA HUNTERSの
この2年間の成果を披露できるのは今日が最初で最後。
研究の楽しさを伝えたいものです。