
ここにあるのも古い古い写真。薄紫や黄色のTシャツを着ているのは
2013年のTEAM FLORA PHOTONICSのメンバーです。
そしてメンバーの指導を受けながらPCに向かっているのは地元の中学生たちです。
これは「アグリサイエンス」というフローラが企画運営していたイベント。
体験入学のように見えますが、中3限定ではありません。
中学生なら1年生でも2年生でも参加できます。
また学校案内というよりも、農業各分野の実験実習が中心。
朝9時から午後14時頃まで不思議な実験に没頭してもらい
農業や農学の楽しさを実感してもらうのが目的でした。
立ち上げたのはFLORA。学校企画ではないので
FLORAが賛同してくださる先生方を集めて実施していました。
コースの数は栽培、加工、環境、活用などなんと毎回7〜8つもありました。
参加者には修了証と実習の成果物がお土産。
参加人数こそ30名ぐらいでしたが、リピーターが出るほど人気でした。
これは主催者であるFLORAが講師を務めた植物コース。
花壇苗やサボテンなど5つぐらい並べた植物の中から、どれが一番二酸化炭素を吸収するかを
中学生たちがインターネットなどを駆使して調べ、想像で順位をつけもらいます。
そして最後はみんなで測定して答え合わせをするというクイズのような実験を企画しました。
もちろん1位はサンパチェンス。ここから環境と特性、植物による浄化へと話を導いていました。
さて注目したいのは、この中学生たち。実はFLORAの実験や活動を楽しく感じた彼らは
数年後に名農に入学。そして2015年にはFLORAの一員となり大活躍します。
考えてみるとFLORAには代々そんなメンバーがいました。
FLORAが次なるFLORAを育てていたんですね。今はなくなってしまったイベントですが
FLORAは「未来に種を蒔く人材育成こそ名農を元気にさせる」と信じ取り組んでいました。