
チームが農場で本拠地にしているのが馴化温室。
生物工学技術で試験管内で培養した洋ランなどを
外気にならすために用いる小型の特殊温室です。
本来は生物生産科の生物工学研究班のものですが
洋ランの培養が行われていなかったこともあり
FLORAは2010年からここを借用して研究活動を行ってきました。
農場での実習は、この机に全員座って活動内容を確認することから始まります。
当たり前ですが、一般的に学校内での生徒の居場所は
教室もしくは部活動の部室です。しかし園芸科学科時代の
TEAM FLORA PHOTONICSのメンバーはこの温室に
愛着を持ち、放課後も入り浸っていました。
それぐらいこの温室にはなんでも揃っていて、隠れ家となっていたのです。
しかし例年、今の時期は雪と低温で扉が凍り開かなくなるため
年末から春までは使えなくなります。ところが今年の冬はご覧の通り、
まったく雪がないので今でも入ることができます。
不思議なので調べてみると、日本海側で大雪になっているように
この地域の12月の平均気温は例年より低いことがわかります。
ところが降水量が極端に少ないのです。だから扉が凍ることができないようです。
自由に入ることができるのは嬉しいのですが、いつもと違う冬に不気味さを感じます。
さて先日、環境班のひとりがスピーチコンテストで最優秀を受賞しました。
指導されたのは農業クラブの先生です。当事者の手が入っていないので
あらためて客観的に活動を振り返ることができ、なかなか面白く拝見しました。
動画はこちらで見ることができるので、機会が会ったらぜひご覧ください。