施設園芸実験室にやってきたフローラハンターズ。
こちらは1年ぶりなので懐かしさに浸っていましたが、
メンバーは毎週ここで実習しているようで何の感激もありません。
そこで1人で栽培されている植物を見学させてもらいました。
中に入っているのはイチゴ苗でした。
学校設定科目「起業チャレンジ」のために作った小部屋ですが
今は栽培も終わり、まとめの季節。
したがって現在は養液栽培研究班が活用しているようです。
名農にはいろいろ施設設備がありますが、
この部屋ぐらい通年を空きなく使われているところはありません。
設置してもらって本当に良かったと今更ながら思います。
さてこのイチゴの葉の色を見てください。真っ黒です。
昔、環境システム科の体験入学の際、イチゴ苗に
赤、緑、青の3色のLEDを照射して葉の色の違いを比較してもらっていました。
すると緑を照射すると鮮やかな緑なのですが
赤と青を照射すると葉がみんな真っ黒なのです。
初めてこれを見た中学生はみんなびっくり。そこで問題を出します。
植物が光合成に必要なのは何色(波長)でしょう?
すると90%はみんな緑と答えます。植物のイメージは緑。
そして緑だけが鮮やかに輝いているからです。
しかし答えは赤と青。黒いのはブラックホールのように葉が吸収しているから。
あまり必要ではない緑は跳ね返されてしまうので、鮮やかな緑に見えるのです。
中学生にこの実験を見せていたのがTEAM FLORA PHOTONICS。
植物と光の探求者が講師を担当していました。