ご覧ください。12月も中旬になったのに雪が積もっていません。
そのためヘレボルス・ニゲル、
つまりクリスマスローズがまだ雪に埋もれていないのです。
ニゲルは原種。数ある通称クリスマスローズの中でも
この花だけが、クリスマスの時期に花を咲かせます。
純白の花はまさに「冬の貴婦人」。
バラではなくキンポウゲ科の宿根草ですが、本当にきれいです。
かつて園芸科学科時代のTEAM FLORA PHOTONICSは
初代メンバーが播種したクリスマスローズをずっと増やし育てていました。
そして卒業時には、好きな花の鉢を1つ差し上げていました。
なぜなら花言葉は「私を忘れないで」。
そんなメッセージを込めていました。
さて11月から蕾をつけ始めるのですが、まもなく開花という時にいつも降雪。
結局、雪に埋もれてしまい、クリスマスに雪の中で咲くクリスマスローズを
今まで一度も見たことがありません。
クリスマスまでもう少し。今年こそはと期待しているのですが
天気予報では、今日明日大荒れ。20cmもの雪が降るとのことです。
そこで今回は花の上に何かを被せて、
雪が積もらないようにインチキすることにしました。
もう雪が降っても大丈夫です。
そういえば絵本作家であり園芸家のターシャテューダーの絵本の中に
こんな言葉がありました。
「クリスマスにバラはいりません 五月に雪がいらないように」
確かに不自然なバラはいりませんが、クリスマスローズは必要です。