
環境システム科の温室で不思議なものを見つけました。
それがこれ。プランターから野菜のようなものが芽を出しています。
プランターの周囲にはパイプがあり、そこからかん水しているようです。
これは自作の水耕栽培装置。さすがは環境システム科。
こんな装置は朝飯前に作ってしまいます。
面白いのがプランターの中に入っているのは土ではなく
ハイドロボール。日本語では発泡煉石といいます。
レンガで出来た丸い中空の粒状の園芸資材で、知っている人も多いはずです。
かつて発泡煉石でキノコを栽培したことがあります。
キノコは土やオガクズが必要不可欠なイメージがありますが
意外とそうでもありません。オガクズがわりに
フスマなどの栄養分を添加したら、あとは菌糸が伸長できればいいのです。
発泡煉石ではエリンギやタモギタケ、ナメコを栽培しましたが
問題なく成長しました。栽培後は洗浄、殺菌すると再利用可能。
樹木の伐採やオガクズの廃棄問題に貢献できるアイデアとして
これまた高く評価をいただいたものです。
さてこのプランター。もう11月なのに無加温で大丈夫なのでしょうか。
またこんなに水をかけて根腐れなど起きないのでしょうか。
ちょっと心配です。