
これはかなりレアな写真です。場所はパシフィコ横浜。
ポスターの前で説明しているのはBubble Boysの2人。
環境班であるTEAM FLORA PHOTONICSが2018年に解散し、
Treasure Huntersが2020年に大活躍するまでの
わずか1年間だけ活動した幻の研究チームです。所属は施設園芸班。
つまり環境班とはまったく違う研究室です。実は彼ら、中学生の時に
当時大活躍していたTEAM FLORA PHOTONICSに入りたいと
環境システム科に入学しました。しかし2年生になってやっと環境班に
入れると思った矢先、TEAM FLORA PHOTONICSは解散を宣言。
それを知ってがっかりしていたそうです。そんな噂がFLORAに届いてきたので
彼らのために1年間だけ環境研究のアドバイスをすることにしました。
課題研究の授業では、施設園芸班の許可をもらい
フローラの馴化温室で1年間一生懸命研究に励んだものです。
たった1年間の活動なので、ありとあらゆる大会にエントリー。
努力の甲斐あって、彼らが研究した泡農薬散布システムは、
環境大臣賞を受賞するなどビッグタイトルを次々とゲットしていきました。
今、彼らは2人とも4年制大学に進学して農学を学んでいます。
秋になるとあまり馴染みのない大会から参加のお誘いメールや手紙が届きますが
その多くはBubble Boysが参加したから。
先日も彼らが当時参加した学会から案内メールが届きました。
そんなメールが届くたび、環境班の空白の1年間を埋めてくれた
Bubble Boysを思い出します。ワンポイントリリーフを完璧にこなし
後輩のTreasure Huntersを育てた彼らは、まさに小さな巨人でした。