
これまた古いポスターを見つけました。
製作したのは2013年のTEAM FLORA PHOTONICS。
この時の3年生は4名だけ。それも女子ばかりという
チーム史上、最も少数で活動した年でした。
彼女たちの前年のメンバーはストックホルム青少年水大賞に出場、
そして1年後輩はサクラソウ保全でアジア国立公園会議で英語発表したり
さまざまな大会で最優秀を受賞するなど大活躍をします。
そんなことで2013年は今ひとつスポットライトが当たらない
年のように思えますが、実はそんなことはありません。
例えば家がりんご農家である彼女たちは自宅の農園で
白いりんごを栽培します。最初に開発した2009年の
アップルガールズと違うのは、気温と果皮の色を結びつけて考えたこと。
夏の平均気温と収穫したりんごをみると、気温が高いほど黄色です。
もしアップルガールズだったらこれは商品価値はないと判断するはずです。
しかし彼女たちは、これを環境商品にしようと思いつき
東京ビッグサイトで開催された日本最大級の環境イベントである
エコプロダクツで提案します。事前に農家に予約注文してもらいますが
届いたりんごの色で温暖化を実感してもらい、子供たちの教材にするのはもちろん
小さな温暖化防止への努力を始めるきっかけにしてほしいというコンセプトでした。
題してバイオサーモレコーダー「夏の記憶」。
白いりんごをユニークな切り口で再提案した彼女たちは、
この年の大賞を受賞。東京に招かれ表彰されました。
すごいとは思いませんか。彼女たちの足跡はもっともっとあるのですが
また機会があったらご紹介したいと思います。
さて今日は久しぶり、そして10月最後の課題研究。予定では第1農場で
沖縄の高校の皆さんに届けるリンゴの収穫、箱詰め予定。お天気が気になります。