
フローラはTreasure Huntersを含めて
今まで4度もストックホルム青少年水大賞に出場させていただきました。
メンバーも研究テーマも違いますが、悪戦苦闘した毎日は忘れられません。
帰ってくるとやることは報告書作り。その都度60頁ぐらいの冊子を作ってきました。
これには理由があります。まず1回目は初の国際大会。
とんでもないことが起きたと町でもノボリを作るなど大騒ぎしました。
確か夏休み前に学校や地域の方が集まり八戸で壮行会があり、
帰ってからはまた八戸のホールで盛大に報告会が開かれました。
報告書はそこで配布するために学校が予算を出してくださいました。
2回目、3回目は壮行会こそ開かれませんでしたが、
特別賞、大賞を受賞したので、これまた八戸で盛大に開催されました。
報告書はやはり皆さんに配布するために作られています。
しかし4回目となる今回はちょっと違います。
コロナが収束しなかったため、校内での壮行式はありませんでした。
また同じ理由から報告会も校内外ともに開催されません。
頑張った彼女たちですが、ひっそり行ってひっそり帰ってきたのです。
きっと国際大会に出場したことを知らない名農生もいるはずです。
壮行式も報告会もないことを知った彼女たちが
一瞬見せたがっかりした顔は今も忘れません。
そんな状態なので報告書を製作してもこれといった使い道がありません。
でもこれで報告書を作らなかったら彼女たちの努力の足跡がどこにも残らず
あまりにもかわいそうです。そんなことからフローラは単独で報告書製作を決定。
そこでご覧のようにフローラメンバーもPCに向かい記憶を文字に残しているのです。
報告書は中学校に配布することもできるので、学校も出版の助成を検討中。
でももしダメなら自費出版でもして彼女たちの努力に応えたいと考えています。
今度は大人が頑張る番です。