
発表用のポスターを製作するとき、現在フローラはパワーポイントを使っています。
しかし数年前まではAdobe社のIllustratorを使用していました。
Illustratorの愛用者なら、いかにこのソフトが自由度が高くとても使いやすいものかを
ご存知だと思います。特にレイヤーという発想には驚かされたものでした。
今でもデザインや製本、印刷業などプロの現場で使われているのも納得です。
さてここに古い古いIllustrator4.1と相棒のphotoshop3.0のソフトがあります。
Illustratorは1988年に発表され、4.0のリリースは1992年。
photoshopは1990年発表で、3.0のリリースは1994年。
つまりどちらも30年ほど前のものです。
かつて校務分掌の関係で毎年のように印刷物や冊子を製作していました。
その費用は約100万円。予算の大きなウェイトを占めていました。
そこでDTPの導入を決意。自らパソコン上ですべて原稿を作り、
業者は印刷するだけというスタイルです。
そのために手に入れたのがこの2つソフトでした。
確か1つ10万円ぐらい。決死の覚悟でした。
しかし素人がマニュルを見て覚えるには、かなり高いハードルです。
そこで当時、この地域で唯一専門にDTPを活用していたプロの写真メーカーに頼み込み
放課後、何度も教わりに行きました。そのおかげでやりたいことは
ほぼできるようになり、毎年DTPで編集出版してきました。
なんと印刷費用はほぼ半額。今はパワーポイントでも似たようなことができるようになり
皆さん驚かれませんが、当時としては画期的な技術でした。
今はなかなか起動することはありませんが、
それでも入稿はIllustratorでという業者も多く、いざという時はお世話になっています。
もちろん新しいバージョンですが。時代は変わり、現在名農生が学ぶ情報処理室の
パソコンには、Illustratorもphotoshopも入っているそうです。いい時代です。