今年、久しぶりに栽培してみた世界一小さな「マイクロトマト」。
やっと最初の一果が収穫されました。
鉛筆と比べてみるといかに小さいかがわかります。
グリーンサラダはもちろんですが、
ヨーグルトやアイスクリームのうえにトッピングしたら
きっと可愛らしい「映える」絵になるはずです。
さてTEAM FLORA PHOTONICSは
今までこのような実験的栽培を何度かトライしてきました。
最初はもちろん「白いリンゴ」。いまだにこのを超える
インパクトあるプロジェクトは出て来ません。
次は機能性食用菊やブルーベリー、コゴミ。
光でポリフェノール量を高める栽培です。
面白いのはセロリ。セロリ嫌いのメンバーが独特な匂いを
光で消すアイデアはユニークでした。
さらに光で渋柿の渋を抜く技術や光でカブやタマネギの可食部の肥大を
促進させる技術、遮光することで生食可能なふきにする技術は秀悦でした。
逆にやりそこねたものもあります。温暖化が進んで来たので
青森でもイチジクの露地での経済栽培をしようとか、
お茶を栽培してフローラオリジナルのティーを作ろうというアイデアは計画止まり。
でもイチジクは青森でも実験で栽培可能なことがわかっています。
とんでもないのが種無しアケビの育種。理化学研究所とお付き合いしていた頃、
お願いしてアケビの種子にイオンビームを照射したら
バナナのように種無しになるかもと期待していましたが、タイミングが悪く計画倒れ。
こちらはもう実施できないでしょうね。
チャンスなんてすぐ消えてしまいます。機会を逃さずトライしてください。
「夢は見るものじゃない。叶えるものなんだ」
ミヒャエル・エンデの言葉です。