ここにある4つのレタス。
苗を植えつけてから2週間ほど経ちます。
最初はみんな同じ大きさでしたが、徐々に差があらわれてきました。
以前も紹介しましたが、左のものは赤玉土だけ。
右の3つには赤玉土とバーミキュライトの混合土だけしかはいっていません。
3つの違いは混合方法の違いだけ。つまり4つとも無肥料です。
バーミキュライトはそもそも肥料成分のない土。
それが良いところですが、栽培する際には肥料を与えなければなりません。
しかし今、肥料が1.5〜2倍と無茶苦茶な値上がりをしています。
施肥なしでは育たないので経費増はしかたがないことですが、
そこに勝機を感じてフローラハンターズはチャレンジしています。
肥料分を隠し持っているのはバーミキュライト。
実は鉢の中に入る前、富栄養化水の水質浄化で活躍していました。
その際、がっちり吸着した窒素分を植物に提供しているのです。
今年のフローラハンターズは開発途上国の塩害抑制技術と
沖縄の赤土流出抑制研究の2本立て。映画ならどちらも大作ですが
その影響でフローラお得意の小さなアイデア研究は行えずにいました。
アイデア研究の良し悪しはコンクール大好きなフローラにとって生命線。
したがってこの研究は起死回生の小さなヒットになるかもしれません。
今はこの写真からさらに1週間経ち、その差も歴然。
「人間にとっては小さな一歩だが, 人類にとっては大きな飛躍である」とは
アポロ11号のアームストロング船長の名台詞ですが、
この小さな研究成功は、今のフローラにとっては大きな成果です。