別名「名久井水産高校」。
10年に1度、馬淵川が大氾濫を起こすため名付けられた
不名誉なニックネームです。ところがどうでしょう。
2009年にフローラが結成され今年で14年目ですが
今まで2回の大きな氾濫に遭遇しています。
なんだか間隔が短くなってきています。
さて氾濫すると低い位置にある農場は水没。
いつも水が引けて1ヶ月以上は全校生徒でその復旧にあたります。
リンゴなどは一旦水没しても水が引けると
いつもと同じように見えるのですが、
呼吸できなかった果実はまもなく腐敗し始めます。
したがって生徒みんなで美味しそうなリンゴをもぎ取り
廃棄する作業をしなければなりません。
農業を学ぶものにとってこれが最も辛い作業です。
昨日の大雨で川幅はご覧の通り広がりました。
情報では左側に見える鮭の孵化場が、撮影後まもなく浸水したようです。
名農の被害はこれからチェックされますが
今回はなんとか大きな被害は免れたと思われます。
しかしこれからが台風シーズン。
昭和、平成、そして令和と時代は移っていますが
南部町はいまだに水害に脅かされています。