何やら実験の準備をしている女子たちがいます。
これは2010年に初めて募集した1年生の研究生たちです。
名久井農業高校の生徒が大好きな課題研究は2年生からスタート。
しかしTEAM FLORA PHOTONICSはもっと早くやりたいという1年生が
絶対いるはず。そんな1年生を1年間待たせるのはもったいないと考え
学科を問わず希望者を募集しました。
すると園芸科学科の女子3名が手をあげました。Jr.一期生の誕生です。
彼女たちにフローラが示した課題は「ひまわり」。
太陽を追いかけるといわれていますが、それは本当なのか?
もし白夜で太陽が沈まなかったらどうなってしまうのだろう。
そこでせっかくだからと国立極地研究所が毎年行っている
研究テーマ募集に応募したのです。
するとなんと最優秀。1年生ながら採用されてしまったではありませんか。
そこで彼女たちはその秋に研究所で実験計画を発表。
幸い2年生に進級した際、課題研究の所属先をフローラにしてくれたので
2年生になって本格的に実験を開始しました。
したがってこの写真は彼女たちが2年生になった2011年のものです。
テーブルの中央にミニヒマワリの苗があります。
その周囲にLEDライトが12本。なんとタイマーで1時間ごと、
時計回りに点灯していきます。つまり白夜の転がる太陽のイメージです。
この真上にデジタルカメラが据え付けられていて、
10分おきにタイムラプス撮影され、蕾の向きを記録していきました。
なんと実験している場所は放送室。暗くなり人が入らないところという
条件を満たすのはここしかなかったからです。
実験は数日間、放送室を占拠して行われました。どうなったと思いますか?