
ミドリ、オレンジ、赤。ずいぶんきれいな果実です。
これは南部町特産の「八助」。
小さなミカンぐらいの大きさがあります。
南部町はこの八助で梅干しを作るので
とにかく大きいことで有名です。
こんなに大きいのには理由があります。
なんと近年、ウメだと思っていた八助が
杏だったことが判明したのです。これなら納得。
でもこの事実を知ったウメ農家のみなさんは
さぞかし驚いたことでしょう。
しかしそれでも八助で梅干しを作り続ける南部町もやるもんです。
おかげで今は逆に大きな梅干しとして売り出しています。
さてウメといえば全国的にはなんといっても和歌山県。
なかでもみなべ町は全国の市町村別生産量で文句なしの1位。
まさに日本一のウメ「南高梅」の産地です。
では八助を特産とする南部町は全国で何位ぐらいだと思いますか。
なんと堂々の11位。和歌山や奈良など生産量全国上位の県の町を抑えて
全国のトップグループにいるではありませんか。さすがフルーツの里です。
サクランボの次はウメ。学校のすぐそばにある町産直センターには
採りたてのウメと加工品を求めてお客様が足を運んでいます。