
6月18日から開催されていた南部町のサクランボ狩り。
残念ながら本日をもって11日早く終了となります。
雨で果実が裂果したことなどが原因ですが、
農家はもちろん、県内外の楽しみにしていた人にとってはショックだと思います。
来年こそは豊作にしてくださいとお天道様に祈るばかりです。
さてここに不思議なサクランボがあります。
右が赤、左はなんと黄色です。
赤と黄色の実が同時に実るサクランボなんてありません。
そうです、これは2010年頃、TEAM FLORA PHOTONICSの女子たちが
先輩Apple Girlsの白いリンゴの栽培法を利用して作ったものです。
もちろん彼女たちが目指したのは白いサクランボ。
白いシリーズ第2段を狙ったのですが、
出来上がりは想像もしなかったきれいな黄色になりました。
困った顔の彼女たちですが、見守っていた大人には好印象。
なぜなら「黄色いサクランボ」という古いヒット曲を知っているからです。
世の中に黄色い実をつけるサクランボはありますが、
栽培が難しく生産量も少ないため、高値で取引されています。
この栽培法なら赤を黄色にできるし、年配の方には黄色いサクランボという
親しみやすさがあるため、受け入れられると考えられたからです。
また「幸せの黄色い○○」というものもあります。
結婚式の披露宴で出されるデザートに黄色と赤のサクランボを添えてもらうと
これまた縁起がいいし可愛いと話題になるはず。収穫時期は6月。
ジューンブライドにはぴったりだと女子メンバーならではの発想で
盛り上がりました。確かこの黄色いサクランボは地元のテレビでも紹介され
本格的に売り込もうかと思った翌年に東日本大震災。
全員サクラソウ救出に方向転換をしたので、このサクランボのアイデアはお蔵入り。
果樹班のみなさん、来年チャレンジしてみませんか。