ちょっと古い写真です。撮影したのは夕方をとっくに過ぎても一向に暗くならないから。
もしかしてと思い調べてみると2022年6月21日は夏至。
この日は夏至の前日でした。
さて太陽が沈んで空が茜色に染まってから漆黒の闇に包まれるまでの短い時間、
空がブルーブラックに染まる時があります。
この現象はブルーモーメントと呼ばれ、
一日のうち最も美しい時間帯ともいわれます。
これを研究したのが2016年のTEAM FLORA PHOTONICS。
白夜の南極は太陽高度が低く地平線付近に長く滞在するため
きっとブルーモーメントは私たち日本より長いのではという仮説を立て、
国立局地研究所が公募した極地研究テーマ募集に応募したところ、なんと採用。
昭和基地から送られてくる貴重なタイムラプス映像を半年かけて分析し、
仮説通り3時間以上もブルーモーメントが出現することを証明しました。
2017年に国立局地研究所で発表したところ、高く評価していただきました。
このように環境班は栽培環境とはあまり関係のない研究にも取り組んだことがあるのです。
さて青森、京都、神戸など色々な場所でブルーモーメントに遭遇するたび
撮影してきたフローラ。なかでもきれいだと思ったのがストックホルム。
北欧の夏は夜なるのが遅いのは知っていましたが、
水の国際大会でみた青い空は本当にきれいでした。
もしかしたらこの夏、また美しい空に出会えるかもしれません。
なお出現する夕方を日本では逢魔時といい
昔からお化けに出会う時間帯といわれています。
ちょっとそちらには遭遇したくありません。
名久井農業高校は今日から期末考査が始まります。