
ポスターセッションに参加すると、
なぜかずっと無言で立っている高校生がときどきいます。
最初は体調が悪いのかなと心配しましたが、不思議に毎年1回は遭遇するのです。
ポスターセッションは、学芸会のように順番に発表するわけではありません。
興味を持ってやってきたり、近くにきた人に声をかけて
まずは聞いてもらうというキャッチ作業が必要になります。
もしかしたら無言で立っている高校生は
うまく人に声をかけられずにいるのかもしれません。
せっかく自分の研究を聞いてもらえるチャンスなのに、もしそうだとしたら残念。
ポスターセッションを楽しむには、まずちょっぴりの勇気が必要です。
さてフローラは、今までたくさんの発表会に参加してきましたが
ありがたいことに、そのような人はいませんでした。
今回の学会主催のポスターセッションでも、
生まれて初めてなので最初はみんな戸惑っていましたが
慣れてくると積極的に人を声をかけています。
特に男子はまるで文化祭の模擬店でお客様に声をかけるノリで楽しんでいるのです。
「オンラインよりもずっと楽しい」とは彼の感想。
男子が頑張るから刺激されて女子も一生懸命。
気がつくとたくさんの方がフローラ3組のポスター前に集まっています。
客引き行為は禁止されていますが、ポスターセッションでは大歓迎。
フローラは今年も、ものおじせずに事に向かう修行を楽しく積んでいます。