富山で開催された学会主催の高校生ポスター発表会。
これは大会前日のフローラハンターズの様子です。
なんとホテルのラウンジで二人一組になって何やら話をしています。
実はお互いに質問しあっているのです。
ポスター発表には原稿などありません。
したがってこのように何度もスピーチしたり、
質問に答えることで頭を整理していくのです。
2009年、TEAM FLORA PHOTONICSを立ち上げる前の名農生は
力はあるのですが、真剣に取り組まない雰囲気が流れていました。
発表でも質問の練習でも1回やればもうやめ。
おそらく勉強するのがカッコ悪いと思っていたのかもしれません。
だから農業クラブの大会に出場してもそう勝てるわけありません。
さらに負けてもちっとも悔しくないので笑っている生徒がたくさんいました。
そんな名農生を変えるために結成されたのがフローラなのです。
一人一研究、原稿のないポスター発表への積極的チャレンジなど
今では当たり前となっているフローラの流儀は
すべて一人一人が責任を持って真剣に取り組んでもらうための方策でした。
フローラはいろんな大会に行けるのでいいなと
何も知らない他の名農生は羨ましがりますが
その影にはやる時は精一杯というメンバーの努力があります。
富山県のホテルで真剣に質問し合う彼らの姿を見ると当時を思い出します。
「ポスター発表って面白い」「初めて勉強するのが楽しいと思った」
初代フローラがポスター発表の練習をしていた時に話してくれた言葉です。