今日は農業クラブ県大会の最終日。
弁論大会である意見発表会が開催されます。
農業クラブでは、この意見発表や研究発表であるプロジェクト発表会を
I類「生産・流通・ 経営」、II類「開発・保全・ 創造」、
そしてIII類「 ヒューマン サービス」の3つに分けています。
つまり名久井農業高校からはそれぞれの競技に3名もしくは3つの団体が出場します。
環境研究班はもちろんII類「開発・保全・ 創造」の研究発表にエントリーしましたが
校内大会であっさり敗退。日本代表でありながら校内予選を落とすという
大きなギャップにフローラハンターズのメンバーはしばらくショックだったようです。
しかし同じ内容を意見発表にしてトライした男子が校内予選を通過。
II類「開発・保全・ 創造」に出場することになりました。
意見発表は個人競技ですが、今回はメンバーの想いを背負っての出場。
全力で彼のスピーチを応援するつもりです。
さてこの写真は2014年の農業クラブのプロジェクト発表会に
出場した5代目TEAM FLORA PHOTONICSです。
結果は県で最優秀。みんな喜びの顔です。左の2人の女子が発表しましたが
発表力も度胸も最強。チーム史上、最高のパフォーマンスを見せてくれました。
農ク県大会でサクラソウの自生地保全という研究で最優秀を受賞した他、
アジア国立公園会議でも英語で発表するなど、一段レベルの高い成果を上げました。
そんな高いパフォーマンスを持ったチームでも東北大会では惨敗。
その後、他の大会で発表したところ、参加されていた他校の先生方が集まってきて大絶賛。
この内容と発表力を持っても全国大会に出場できないとは、
どれだけ東北ブロックのレベルが高いんだと驚かれていました。
2人はその後、筑波大学、花の専門学校へと進学して今が社会人として活躍しています。
チームが2度目のストックホルム青少年水大賞に出場することが決まった際、
当時勤めていた銀座の花屋さんから大きなフラワーアレンジを自ら作って
届けてくれたのには、メンバーともども大感激したものです。
さて今年の県大会ではコロナで閉会式が行われないため、口頭での結果発表がありません。
結果がついた大会速報の配布だけのようです。数ヶ月、大会のためにすべてを
かけてきたのは、ある意味この会場での歓喜を味わいたいがため。
たとえ負けて他校の抱き合う姿を見ることになっても、自分自身を納得させることができます。
そう思うと今回出場した選手の皆さんは、スッキリできずにとてもかわいそう。
そこでチームのとる対策は次の2つのうちのどちらか。
ひとつは勝っても負けてもチーム内で報告会を行い、メンバーで健闘をたたえること。
もうひとつは絶対に勝って次の東北大会で歓喜を味わってもらえるよう精一杯応援すること。
意見発表の決戦は本日最終日に行われます。