
農業クラブの校内予選で敗退してしまったフローラハンターズ。
そこで先輩が農クの大会に出場した際のエピソードを紹介しています。
これは2015年のTEAM FLORA PHOTONICS。
園芸科学科から環境システム科に完全に移籍し、
草花班から環境班と名称変更した最初のメンバーで
手前の5名が3年生、奥が2年生。ずらりと並んだメンバーは10名もいます。
確かこれは仙台で行われた東北大会。サンパチェンスで水質浄化を行う研究で
県大会を勝ち抜いたフローラは全員で乗り込みました。
2泊ぐらいしたと思いますが、みんな元気でまるで修学旅行のようでした。
面白いのは園芸科学科時代と違って男女比が逆転したこと。
なんと女子がたった二人しかいません。
工業も学べることになった環境システム科では、
入学する生徒のほとんどが男子になったからです。
しかし当時フローラに入れるのは環境システム科でも農業類型だけ。
したがって工業を学べる学科とはいっても全員農業に興味のある人ばかりでした。
また10名中4名が国立大学など大学に進学。即戦力となって現場で活動したい
工業類型と違い、農業類型のメンバーは更なる知識が技術を学びたいと
大学進学を希望する人が多いからです。2020年、Treasure Huntersに
なって工業類型も受け入れることになってから進学希望者は激減。
ほとんどが就職希望になってしまいました。男女比も進路も大逆転です。
さてこの大所帯は学年を超えて全員で臨むところだけはフローラの伝統ですが
時に予期せぬ化学反応が起きます。中央の3年生と2年生の女子二人が
小さなユニットを作り研究を行なったのです。それが雪国向きLED信号機。
このアイデアは大会の数ヶ月後、京都大学で開催された
テクノ愛でグランプリを受賞することになります。