TEAM FLORA PHOTONICSを立ち上げた際に
チャレンジしたことはたくさんありますが、そのひとつが先輩と後輩の連携。
名農では課題研究の研究班には2年生と3年生が所属しています。
しかし授業なので活動は別々の日に行われ、研究テーマも違うのが一般的。
つまり同じ班ながら接触する機会はまずありません。しかし部活動では先輩と後輩が
一緒に活動するのは当たり前。お互いが刺激されより活動が活発になります。
フローラでは意識的に先輩と後輩を連携させる機会を多く設けました。
このスタイルが効果をあげたのはサクラソウの保全、水質浄化などスケールの大きな活動。
特にサンパチェンスを使った水質浄化システム「BIO-ENGINE」研究では
手分けして地域にあるたくさんの修景池に100鉢もの花を2週間で設置できました。
2年と3年が同じテーマで活動すると、活動時間は2倍。
課題研究の単位数が多い名農では週8時間、1週間で4日も活動できます。
もちろんこんな時は、農業クラブの大会にも2〜3年生全員で乗り込みました。
たいへんな資料作りもメンバーが2倍なのであっという間に完成したものです。
さらにフローラは2年数名と3年数名でチームを組むという遊びのような縦割りの活動にも
チャレンジしたことがあります。そこで誕生したのが「雪国向きLED信号機」です。
いろいろ取り組みましたがほぼ成功。成功の鍵はこのスタイルによるものです。
しかし本当の成果は研究活動ではありません。それがこの写真。
チームは毎年ポスター発表会に参加していましたが、2年生やJr.は初めてで戸惑います。
それを指導してくれるのが3年生。このように土肥室に集まっては
先輩がノウハウを教えてくれました。先生や同級生に質問される時よりも
ほどよい緊張感があるようです。後輩は先輩に頼もしさを感じ、
また先輩も後輩が育っていくのを楽しみにしていました。
ところが現在のフローラハンターズは学校の事情により
残念ながら後輩も先輩もいないひとりっ子。かわいそうです。