二十日大根を育てている環境システム科の2年生。
先日、間引き作業をしてもらいました。
ふたりひと組み、4つの班に分かれて育てていますが、
この班のプランターはまるで芝生のようです。
播種の仕方はきちんと資料に書かれているし、説明もしていますが
どうしてこんなにたくさん播種してしまったのでしょう。
話を聞いてみると袋に入っている種子をすべてまいたとのこと。
2人とも不思議に思わなかったのでしょうか。
環境システム科は農業の学科ですが
生物生産科と違い畑を持っていません。
あるのは立派な水耕栽培温室。そして草花のガラス温室だけ。
1年生の時は、生物生産科が担当している畑を借りて
野菜を露地で栽培したはずですが、もしかしたら
苗を植えるところからのスタートで播種経験がないのかもしません。
農業離れが進んできた結果、農業高校の生徒でも
雨の中、傘をさしながらジョーロで水をあげる生徒や
育苗ポットに入ったまま苗を畑に植え付ける思考停止状態の
生徒が出て来たとかつて話題となりましたが、これも似たようなもの。
作業の意味を考えることができなかったのかもしれません。
もったいないけれど、さあ大量の間引き作業を始めました。