長らくお待たせいたしました。
とうとう今年の研究生フローラJr.の研究が始まりました。
取り組むのは先輩と同じ高糖度トマトの栽培です。
実はかつて名農の水耕温室ではたくさんのトマトが栽培されていました。
根を養液に常に浸して育てるトマトはぐんぐん大きくなり
さらにどんどん実をつけるので、
いついっても食べられるトマトがありました。
そのため学校を視察に来た方には必ず水耕温室を見学しては
食べてもらっていました。もちろんフローラもよくお邪魔しては
食べさせてもらいましたが、いつもこのトマトは薄味で
美味しいと思ったことはありませんでした。
甘いトマトにするには水をあげすぎないこと。
乳酸菌飲料のカルピスを薄めすぎると美味しくないのと同じです。
水をあげない水耕栽培?この矛盾する課題に対して
メーカーはいろいろな技術を開発しています。
そこで今年はフローラ本隊とJr.が一体となって新しいアイデアで
取り組もうとしているのです。
この日は、すでにスタートしている3年生の実験をお手本に装置作り。
2日後には苗が植え付けられ研究がスタートします。
10、9、Ignition Sequence Starts、7、6、5、
4、3、2、1、0、 All engine running. Lift-off! は
有名なアポロ11号のカウントダウン。
遅ればせながらJr.の秒読みが始まりました。