
ここはチームが本拠地にしている馴化温室の脇の畑。
昨年まではトウモロコシやサツマイモを栽培していましたが
今年は誰も植え付けていないようで、空き地となっています。
学科のカリキュラムが再編成されたこともあり
使わなくなってしまったのかもしれません。
春からもったいないと思い何度か足を運んでいると
植物が顔を出しています。見てすぐわかりました。ジャガイモです。
しかしポツポツと顔を出しているところを見ると
昨年収穫した際に、取り残されたものが出芽してきたのだと思われます。
さて花壇を作る際、昔は苗や球根をきれいに並べて植えるよう教えられました。
デザインされた花壇はきれいですが、
当たり前ですが人工的で周りの自然に馴染みません。
このジャガイモのように自然な姿を再現できないものでしょうか。
自然にみえる法則はないのでしょうか。
自然な植栽としてピンとくるのはターシャの庭。
もうなくなられたアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーが作った庭です。
彼女に庭は何度もテレビで紹介されていますが
偶然見た時に面白い工夫をしていました。
それは球根の植え付け方。植える場所を決めたら柔らかく耕します。
すると球根をバケツにいれ、その場所に放り込むのです。
後ろを向いて投げてもいいといってました。
そして偶然落ちた位置に、上を向けて改めて植え付けると
これがまた自然な植栽となるとのことでした。
自然を感じさせるターシャの庭は、決してほったらかしではなく
自然に見える計算された工夫をしていました。
ところでこの畑、誰か使いませんか?